内科

内科

主な診療内容

かぜ全般

発熱、咳、鼻水、のどの痛み、体のだるさ

生活習慣病

食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症や進行に関与する疾患群のことを「生活習慣病」といいます。

糖尿病

私たちは食事をすると血糖値が上がりますが、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され血糖値を一定に保ってくれています。
糖尿病になるとインスリンの分泌量が減ったり、インスリンの働きが悪くなったりして血糖値が高い状態が続きます。この状態が長期間におよぶと、全身の血管に障害が起きるようになります。症状として、のどの渇き、尿量の増加、倦怠感、体重減少などが現れますが、多くの場合は自覚症状がありません。重症化すると、網膜症や腎不全、末梢神経障害などいわゆる“三大合併症”を引き起こします。最終的に失明や人工透析、足の切断などQOL(生活の質)を大きく低減させるような合併症や、心筋梗塞、脳梗塞など重篤な病気を引き起こすことがあります。また免疫力や低下し、感染症が重症化しやすくなり命にかかわるケースもあります。
当院では糖尿病の血液検査、生活指導、薬物治療、インスリン治療などを行うことができます。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

これまで肺気腫や慢性気管支炎などと呼ばれてきた疾患をまとめたものです。
たばこの煙を主とする有害な物質を長期間暴露されることで肺に炎症を起こす病気であり、喫煙習慣を背景とした中高年の生活習慣病ともいえます。
虚血性心疾患や糖尿病、骨粗しょう症など、様々な病気の原因にもなっています。
また、肺がんになる確率も高くなります。
症状として、身体を動かしたときの息切れ、慢性的な咳や痰などがあります。
禁煙が治療の基本となり、増悪を避けるためインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種をお勧めします。当院では吸入薬などの薬物治療、在宅酸素療法(HOT)の導入が可能です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

空気の通り道(上気道)が狭くなり、主に睡眠中に無呼吸状態になる疾患です。症状として、いびきや日中の眠気、起床時のだるさ・頭痛、集中力の低下、夜間頻尿などがあげられます。
睡眠中に体内の酸素が不足することで全身に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中など命にかかわる合併症を引き起こす可能性があります。生活習慣病の一つとして注目されています。
治療法として、

  1. 生活習慣の改善
  2. CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)
  3. 外科治療(扁桃腫大など上気道を狭くする原因を外科的に治療)
  4. マウスピース(顎の骨格を正す)

などがあげられます。
当院では、CPAP療法の適応となるかどうかのスクリーニング検査を行うことができます。

循環器内科

循環器内科とは、主に心臓・血管の病気を診る診療科で、対象となるのは高血圧、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症、心不全、大動脈瘤などです。これらの病気がある場合、労作時の息切れ、動悸、胸痛、脈の異常などの症状が現れますので、心当たりがございましたらすぐに当院へご相談ください。
また、症状や併存疾患、生活環境はお一人おひとりで状況が異なります。詳しくお話を伺い、患者さまと私ども斎藤内科で共通の認識をシェアし、チームとして治療を有効に進めていけるよう努めます。

こんな症状はありませんか?

  • 労作時の動悸・息切れ
  • 胸の圧迫感
  • 足のむくみ、だるさ
  • 足の冷え、しびれや痛み
  • 健康診断で心音の異常を指摘された
  • 血圧が高い

主な診療内容

高血圧症

高血圧症は脳心血管病(脳卒中、心疾患)の最大の危険因子です。悪化を抑止し、合併症の発症予防ができるよう、血圧の十分なコントロールが重要です。
心血管疾患やリスク因子の合併に関わらず、140/90mmHg以上で薬物治療を開始することが勧められます。特に、160/100mmHg以上や、高リスク(心血管疾患、糖尿病、慢性腎臓病)かつ収縮期血圧130mmHg以上では直ちに薬物治療を開始するとし、早期に治療を開始することのベネフィットがあるとされています。
なお、降圧目標値は年齢や併存疾患によって異なります。

脂質異常症

LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)のいずれかが基準値から外れた状態を、脂質異常症といいます。動脈硬化の促進と関連します。
脂質異常症の発症には、過食、運動不足、肥満、喫煙、アルコール多飲、ストレスなど生活習慣が関係しています。
また、遺伝的な要因や他の疾患によって引き起こされるものもあります。年齢や併存疾患によってリスクが異なるため目標値が異なります。特に、冠動脈疾患や脳梗塞の既往がある場合には厳格な薬物治療が必要です。

狭心症、心筋梗塞

動脈硬化などにより、心臓を栄養する血管(冠動脈)が狭窄されて、虚血状態となる病気です。歩行時や階段の昇降時に起こる狭心症は、動悸・息切れ、胸痛、胸の圧迫感などの症状が数分程度現れます。
一方、心筋梗塞は、20分以上続く冷や汗を伴うような激しい胸痛を生じます。一刻も早い治療が必要となりうる救急疾患です。当院では診断後速やかに連携病院へご紹介し治療を行っていただきます。

不整脈

脈が飛んだり、速くなったり、遅くなったりするなど、心臓の動きが乱れた状態を不整脈と言います。
治療の必要がないものもあれば、心臓弁膜症や心筋梗塞、狭心症などの心臓病が原因で起こるものまでさまざまです。
特に心房細動は脳梗塞の原因となり得るため、治療が重要です。
そのため、心電図や心エコーなどの検査で適切な診断を受けることが大切です。

心臓弁膜症

心臓にて血液の逆流を防ぐ弁が、何らかの要因により開きにくくなったり、閉じにくくなったりする病気です。
初期にはあまり症状はありませんが、やがて心臓に負担がかかり、心不全や不整脈を引き起こして動悸・息切れ、むくみなどの症状が現れます。

心不全

心臓のポンプ機能が低下して、全身に血液が送り出せなくなった状態を言います。それに伴い、運動耐容能が低下してしまいます。
不整脈、高血圧、心筋梗塞、心臓弁膜症など様々な病気が原因で起こり、むくみや息切れが生じます。生活習慣病や循環器疾患をお持ちの方はどなたでも心不全になる可能性があります。

下肢閉塞性動脈硬化症

動脈硬化により血管が硬くなったり、狭くなったり、詰まったりすると血管障害が起こりますが、血流が悪くなるほど狭窄したものを閉塞性動脈硬化症と言い、これが足に起こった場合、下肢閉塞性動脈硬化症と呼びます。
歩行時に痛みや疲労などを感じ、少し休むと再び歩けるようになる状態を間欠性跛行(はこう)と言いますが、こうした症状がある場合には動脈硬化が進行している可能性が高いと言えます。

大動脈瘤

動脈硬化などで血管が弱った部分に瘤ができ、大きく膨らんだものです。
多くの場合、無症状ですが、破裂すると胸痛や意識障害などを起こし、最悪の場合、突然死に至ることもあるので注意が必要です。

静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症と肺動脈塞栓症)

深部静脈血栓症は、下肢や骨盤内の静脈に血の塊である血栓が生じ、血流のうっ滞により下肢の腫脹や疼痛などの症状が出現します。血栓のできやすい状態としては、寝たきり、術後、悪性腫瘍、長時間の車や飛行機での移動時、脱水があげられます。
更にその血栓が肺へ流れて肺動脈を閉塞させてしまうと肺血栓塞栓症となります。閉塞具合によってショックや突然死に至る可能性があります。症状に特異的なものはなく、呼吸困難、頻脈、胸痛などがあります。

循環器疾患と生活習慣病の関わり

動脈硬化とは血管が硬くなったり、狭くなったりすることを言います。
高血圧や糖尿病、脂質異常症が悪化すると動脈硬化が進行してしまいます。
こうしたことから、動脈硬化を進める高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は循環器疾患の引き金となり得ます。
生活習慣病を治療することは動脈硬化の改善に繋がり、そして様々な循環器疾患の予防に繋がるのです。
当院では循環器疾患を診療するクリニックとして、“生活習慣病をきちんと治療することは、循環器専門医の役目”と考えており、循環器疾患の予防に努めて参ります。

脳神経内科

脳神経内科は予約制です。お電話でご予約をお取りください。

ご予約TEL.0797-71-6515

もの忘れやパーキンソン病、頭痛、脳卒中、てんかん、重症筋無力症などの診察を行います。

こんな症状はありませんか?

  • しびれ
  • ふるえ
  • めまい、ふらつき
  • 頭痛
  • もの忘れ
  • 歩きにくい
  • 力が入りにくい
  • 呂律が回らない
  • まぶたが下がりやすい
  • ものが二重に見える
脳神経内科

主な診療内容

認知症(もの忘れ外来)

アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症など様々な原因があります。
もの忘れがひどくなる、同じ質問を繰り返す、今までできていたことができなくなってきたなどの症状は認知症の可能性があります。
当院では長谷川式簡易知能評価スケール(検査時間約15分)で、認知症のスクリーニングを行うことができます。

パーキンソン病

主にドーパミンを作っている神経細胞の数が減ることで手がふるえたり、動作がゆっくりになるといった症状が現れます。ドーパミンの働きを補う治療を行うことで症状緩和が期待できます。当院では、パーキンソン病が疑われる場合、各医学検査が実施可能な施設への紹介を行い、おもに診断後の薬剤調整やリハビリテーション療法への介入目的での通院が中心となります。

頭痛

片頭痛など、脳に明らかな病気を持たない頭痛(一次性頭痛)は、症状を和らげることで生活の質の改善を目指します。鎮痛薬を乱用することで起こる乱用性頭痛は、症状が悪化する恐れもありますので注意が必要です。
くも膜下出血や脳腫瘍など脳の病気が原因でおこる頭痛(二次性頭痛)が疑われた場合には、連携医療機関へ適切にご紹介いたします。

脳卒中

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など脳の機能に障害を引き起こす病気の総称です。
力が入りにくい、しびれ、呂律が回らないなどの症状が現れた場合はすぐにご相談ください。発症後すぐの急性期治療は連携医療機関をご紹介いたします。
当院ではおもに高血圧症、脂質異常症、糖尿病、心房細動や喫煙習慣など、危険因子の管理や抗血小板薬の管理を行い、脳卒中の発症予防を行います。

てんかん

大脳の神経細胞が過剰に興奮することで繰り返し起こる発作です。
意識を失いけいれんを起こす発作や意識がある発作、けいれんのない発作など様々あり、内服薬で治療を行います。てんかんを疑う場合は、まず専門機関に脳波検査を依頼し、早期診断を行います。その後、当院では抗てんかん薬の内服管理を行いながら、てんかん発作が出現しないよう長期間、経過観察していきます。

重症筋無力症

神経と筋肉のつなぎ目が破壊されることで筋力が低下する病気です。主に、まぶたが下がる、ものが二重に見える、手足の筋力低下などが起こります。時には、息苦しさや飲み込みにくさを実感する場合もあります。当院では、病気の早期発見につながる診察と、適切な治療を受けることができる専門機関へのご紹介を行います。